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(2)既往地震波入力時の震度
特性の異なる既往の代表的地震波を脚が浮き上がらないレベル(100Gal)で入力した時の基部に作用する最大層せん断力をクレーン全体重量で割った値、即ち震度に相当する値を表1.4に示す。また図1.6に横軸に固有周期をとり、縦軸に100Gal入力の動的解析による震度と静的水平震度0.1G(100Gal)との比をとって示す。これから以下のことが分かる。
・クレーンの周期が2秒以上では、動的解析による震度が静的あ震度より小さくなる。即ち動的に求めた基部層せん断力の方が静的層せん断力より小さい。
・逆に周期1秒付近では、動的に求めた基部層せん断力が静的なそれを約1.7倍程度上回る。

表1.4 動的解析による震度(既往地震波100Gal入力)

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